Item type |
紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) |
公開日 |
2023-06-06 |
言語 |
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言語 |
jpn |
キーワード |
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主題 |
プロセスレコード|コミュニケーション技術|学生の気づき|自己覚知 |
著者 |
武井, 浩子
永石, 喜代子
齋藤, 真木
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抄録 |
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内容記述タイプ |
Abstract |
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内容記述 |
介護実習時のプロセスレコード作成は、学生が自己の関わり方の特徴を把握することで、利用者との意図的な関わり方を意識し、円滑な関係性を構築できることを意図している。本研究は、学生のプロセスレコードから自己のコミュニケーションに対する「学生の気づき」と自己覚知の意識化を明らかにすることを目的とした。研究対象は介護福祉学科 1 年生で研究に同意を得た学生である。研究方法は、①学内実習(介護導入実習)のプロセスレコード、②臨地実習(介護基礎実習)のプロセスレコード、③実習終了後の事後アンケート調査から、質的データはカテゴリ分析、量的データは単純集計を行った。その結果、学生はプロセスレコードを書くことにより自分の言動を言語化し、冷静に見直して学べるよい機会を得たことに気づいていた。さらに、必須科目「コミュニケーション技術」で学んだマイクロカウンセリングの技法を活用していた。自己覚知については、アンケート結果から、8 割の学生が自分のコミュニケーション傾向を知ることができたとし、「私の傾向」として振り返り自己覚知を意識化していた。しかし、学生には個人差があり、自己の言動を振り返ることの難しい学生にとっては、プロセスレコードの記述だけでは、自分のコミュニケーションの傾向に気づくことが難しく、プロセスレコードの検討を重ねることで、自己覚知の意識化を促すアプローチが必要課題である。 |
書誌情報 |
松本短期大学研究紀要
号 33,
p. 23-35,
発行日 2023-03-31
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ISSN |
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収録物識別子タイプ |
ISSN |
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収録物識別子 |
0910-7746 |
著者版フラグ |
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出版タイプ |
VoR |