Item type |
紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) |
公開日 |
2023-06-06 |
言語 |
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言語 |
jpn |
キーワード |
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主題 |
新型コロナウイルス感染症流行下|介護福祉施設|看取り|施設職員 |
著者 |
大谷, 健史
百瀬, ちどり
武井, 浩子
畔上, 一代
丸山, 順子
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抄録 |
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内容記述タイプ |
Abstract |
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内容記述 |
2020 年から収束の気配が見えない新型コロナウイルス感染症は、介護施設に入所している高齢者と家族、ケアに関わる施設職員にも大きな影響を与えている。本研究は、新型コロナウイルス感染流行下における施設での看取りを家族と職員の双方から、半構造化面接により現状の聞き取りを行い、質的に分析し、新型コロナウイルス感染症流行下における看取りの実態と課題を明らかにすることを目的として取り組んだ。第 1報では、看取った家族の思いに対する分析を行った。今回の第 2 報では、施設職員の看取りの体験と看取りに対する思いの分析を行った。 結果、看取り期では、【看取り期の面会制限緩和の難しさ】【直接面会がないための高齢者と家族の思いのすれ違い】を体験し、その中でも【最善のケアを考える】ことや【家族との関係を作ること】を大切にケアにあたっていた。また、新型コロナウイルス感染症流行下の看取りの課題には【地域とのつながりの遮断】と施設職員が勤務内に【時間の余裕がない】ことが語られた。さらに、本研究協力者の施設では、看取り期には居室での直接面会を許可していたが、いつから看取り期とするのか、判断の難しさが問われていた。感染の流行に伴う職員の動きも不安定であり、施設職員の負担の大きさが浮き彫りにされた。 新型コロナウイルス感染流行下にあって、その人の人生の最終段階を共に過ごす福祉施設の専門職としての在り方について課題と示唆を得た。 |
書誌情報 |
松本短期大学研究紀要
号 33,
p. 11-22,
発行日 2023-03-31
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ISSN |
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収録物識別子タイプ |
ISSN |
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収録物識別子 |
0910-7746 |
著者版フラグ |
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出版タイプ |
VoR |