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アイテム
実体を伴わない量塊と彫刻との関係 : イギリスにおける近現代彫刻からの一考察
https://matsutan.repo.nii.ac.jp/records/297
https://matsutan.repo.nii.ac.jp/records/2971c09e20f-72d7-4de2-a12f-5825af4475f8
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||
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公開日 | 2023-06-06 | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
キーワード | ||||||||
主題 | 彫刻|存在|量塊|空間|実体 | |||||||
著者 |
米窪, 洋介
× 米窪, 洋介
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抄録 | ||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
内容記述 | 本研究は、20 世紀以降のイギリスにおける彫刻から、量や量塊の特徴を明らかにし、彫刻の実体と実体を伴わない空間との関係について分析を行い、彫刻の存在について検証した一考察である。筆者(米窪)は、実体と同様に実体を伴わない空間にも彫刻の量塊を見出し、その空間を「非実体的量塊」と「反実体的量塊」 に分け、それぞれの意味を定義づけた。本論文では、「非実体的量塊」を「非実体」という言葉の意味する、実体でない又は実体がない空間に対して用い、また「反実体的量塊」を「反実体」という言葉の意味する、心的形象または実体の本質をなす性質を示す空間に対して用いた。この定義を元に、イギリスの近現代作家の作品における特徴から、彫刻の存在について検証を行なった。その結果、分析した作品の実体を伴わない空間に「反実体的量塊」として位置付けられる空間が顕著に現れ、彫刻の存在との繋がりが示唆された。このことから、実体としての量塊とは別に、実体を伴わない空間に彫刻の存在を示す、視覚的・触覚的には認 識しづらい特異な量塊が形成されていることが明らかとなり、新たな彫刻表現の可能性に繋がる試論となった。 | |||||||
書誌情報 |
松本短期大学研究紀要 号 33, p. 3-10, 発行日 2023-03-31 |
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ISSN | ||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||
収録物識別子 | 0910-7746 | |||||||
著者版フラグ | ||||||||
出版タイプ | VoR |